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TICAとしばらく戦ってた話

ハガちゃんをTICAに登録するのがちょっと大変でした。

こういうことを経験している人、それをブログに書いている人はあまりいないので備忘録的に書いてみます。

 

そもそもTICAとはThe International Cat Association、アメリカに本部を置く血統猫の血統登録機関です。純血種のねこだけでなくハウスホールドペット(Mixの猫)も登録をして血統を管理することができます。いわば猫の戸籍を登録・管理している機関なのですが、、最近までTICAといざこざしてました。

事のはじまりは…

はじまりはハガちゃんの血統の移動でした。
ハガちゃんはポーランドからきた子なのですが、あちらの方ではWCFやFIFeに登録している人も多く、ハガちゃんもWCFに登録されている猫でした。わたしが管理している猫はみんなTICAかCFAのどちらかに登録をしています。なのでWCFからTICAに移動する必要がありました。
これが去年(2021年)の9~10月くらいの話。記事を書いている今日は年が明けた3月27日です。

ハガちゃんのTICAへの移籍にあたり必要書類がハガちゃんの血統書+わたしがこの猫を所有していることを証明する書類でした。
TICAのオンラインサイト上でそれらの書類を提出し、向こうの方とやりとりしながら登録手続きをしている途中だったのですが、急にTICAにログインできなくなりました。

理由は、TICAのオンラインサイトの大規模改修のためです。

数日間ログインできず、改修後のサイトにログインしようとしたらメールアドレスとパスワードの登録からはじめろとの指示。う~んこれは…と思っていたら、案の定 前サイトのデータ内容はまったく引き継がれているかんじがない。うろ覚えですが改修後のサイトアカウントへのキャッテリー登録からはじめた気がします。

前サイトのように問い合わせ窓口的なメールアドレスも見当たらず、手続きの続きをどこからもやりようがなかったので、ハガちゃんの登録作業を最初からやり直すことにしました。

TICAは前サイトではチケット、新サイトではケース、とよくわからないリクエスト方式なのですが、どちらもなにか要望があればリクエストをし必要ならお金を払いそのリクエストを処理してもらうという方式です。新サイトの方がまだわかりやすいのですが、前サイトの”チケット”というのが何なのかしばらく理解できない時期がありました。

前出の必要書類をふたたび今度は新サイト上から提出しました。
その際に”お急ぎサービス”というのがあります。$10余分に支払って手続きをはやく処理してもらうというサービスです。通常処理で2週間くらいかーと勝手に思っていたのでノーマルでいくことにしました。(…これが間違いだったのですが)
この時点で10月14日。

で、待てど待てど 処理できましたの返事がこない。
サイトを見てもなにも書いてない。
それからしばらく、1月,2月?くらいにふたたびサイトを見ると現在処理しているケースが表示されるようになっていました。ノーマル処理でざっと見3~4ヶ月遅れくらい。ありえんペースです。というかもうすでに3,4ヶ月待ってます。
ラッシュサービスを利用しとけばよかったと本当に思いました。てか次からはノーマルは利用しません。

そろそろ順番かな~と待っていたら

TICAからこんな返事がきました。

Dear Kurumi,

Our records indicate that the cat is already registered to the new owner.  The Accounting department will issue you a refund.

 

くるみさんへ。

当社の記録によると、この猫はすでに新しい所有者に登録されています。 経理部よりご返金させていただきます。
(DeepL翻訳)

これは、わたしではなく別のだれかの名前でハガちゃんは既にTICAに登録されているということです。
気持ち的には なにいってんだこいつそんなわけあるかって感じでしたが、とりあえず登録者名と登録キャッテリー名を聞き出すことにしました。

すると、ハガちゃんの出身キャッテリー名とブリーダーさんの名前で登録されているとTICAから返事がきたので、彼女に連絡を取りました。「WCFだけじゃなくてTICAに登録してたんだね、ブリーダースリップ(TICA間の猫の血統移動に必要な番号)だしてもらえる?」と。

彼女の返事は、ハガちゃんはWCFにしか登録したことしかないし、TICAには一度も登録したことはない と。

…ですよね
うすうすそうだとは思ってました。

ふたたびTICAになんかの間違いじゃないのか、わたしはたしかに所有権の譲渡を受けたし書類も発行してもらっているし、TICAにそれを提出もしている という内容のメールを送ったところ、

Dear Kurumi,

These cat is already registered to ●● which is the new owners that is on the documents that you submitted for registration. However, with the new system we do not issued any certificates to you by email or by post mail. In order for the new owner to received their new certificate, they will need to create a TFMS account and they will show these cat under their account, and then print the certificate from there. We have issued a PayPal refund on the payment that you had sent.

Thank You,

 

くるみさんへ。

この猫はすでに●●(前ブリーダーの名前)に登録されており、あなたが登録のために提出した書類に記載されている新しい所有者です。しかし、新システムでは、メールや郵送での証明書の発行は行っておりません。新しい所有者が新しい証明書を受け取るためには、TFMSアカウントを作成する必要があり、彼らは自分のアカウントの下でこれらの猫を表示し、そこから証明書を印刷します。また、PayPalでお支払いいただいた金額については、返金させていただきました。

ありがとうございました。
(DeepL翻訳)

まるで話が通じていません。
彼女にこのメール・その他のスクショを送り、事の顛末を話すと、「クレイジーだ」と。
わたしもそう思う。
そもそもお金払ってないのになんで登録されているんだと。

WCFにもメールするし私から直接TICAにメールする と彼女が言ってくれたのでしてもらったところ、、、
彼女がTICAに送ったメールの返事はなぜかわたしに来るし、その内容も”もうすでに別の所有者に登録されている”という前と同じ返事。

それを彼女に話したところ、
「なんでTICAは私に返事を送ってこないの?もう一回TICAにメール送るわ。」 といってくれたので、そこから今度はTICAから彼女の方にちゃんと返事が返ってくるのかを待ちました。

そうして待っているときた返事が、、、

Dear Kurumi,

We will be closing your case as a no response since March 3rd, if you want to resubmit your request you will need to open up a new case.

 

くるみさんへ。

3月3日以降、ご返答がないため、お客様の案件を終了させていただきます。再提出をご希望の場合は、新たに案件を作成していただく必要があります。
(DeepL翻訳)

…日本にいながらアメリカを感じました😭

たしかにわたしは3月3日からTICAに返事を送っていないが、彼女の方からTICAにそれも3月3日にメールを送っているはず…!

なので、

  • 彼女がTICAにメールを送ったけどTICAから返事をもらっていないこと
  • 彼女はTICAを利用したことは一度もないこと
  • わたしの名前でハガちゃんは登録されるべきだということ

これらを伝えました。また変な返事返ってくるか と思いながら。

そうすると、
「彼女からメールは受け取っていない、よくわかんないから教えて」とTICA。

 

受け取ってないわけないだろう^^

箇条書きで送りました

TICAの方が何が起きているのかまったくわかっていなかったようなので、わかりやすくこれまでの経緯を長々と書いてメールを送りました。(ちなみにメール対応してくれていたTICAの方は最初から最後まで同じ人です。)

外国の人は長文はあんまり読んでくれないと聞いたことがあったのでちゃんと読んでくれるかわからなかったですが、わかってもらわないとどうにもならないので書きました。

  • 3月3日に彼女がTICAにメールを送ったと彼女のメールアドレスの提示
  • 彼女が送ったメールのスクショ画像の添付
  • TICAのサイト改修前にサイト上でわたしがハガちゃんの血統移動を申請していること
  • その手続きが途中で強制終了となり新サイトで一からやり直したこと
  • 血統登録に必要な支払いはしていないのに登録が完了していること
  • ハガちゃんが彼女の名前で登録されていること
  • 彼女もわたしもハガちゃんはわたしの名前で登録されるよう要求していること

 

そうして返ってきた返事が、

Dear Kurumi,

We have done our research, and yes you are correct we processed the registration with the wrong owner. Registrations department has corrected the owner to your name and you should now be able to see that cat under your registered cats and you may now generate the certificate. If you have any further questions, please let us know.

Thank You,

 

くるみさんへ。

調査したところ、その通りです。私たちは間違った所有者で登録処理を行いました。登録部門が所有者をあなたの名前に訂正しましたので、その猫はあなたの登録猫の下に表示され、証明書を作成することができるようになりました。また、何かご不明な点がございましたら、ご連絡ください。

ありがとうございました。
(DeepL翻訳)

やっと!!!
サイトを確認したところ、ハガちゃんはわたしの猫として表示され登録されていました。
これが3月25日の話。
ここまで来るのがめちゃくちゃ長かったです。

向こう側のミスでも調査して訂正してくれるまでがとても長い。3~4通は要領を得ない返事も返ってきてたしどうなることかと思いましたが、勝ちました。